「外付け内蔵SSDを安く買いたい」「SSDは少し高いけどもう少し安かったら買うけどな」など思ったことはありませんか?
内蔵SSDを外付け化すれば、使わなくなったSSDを有効活用しつつ、コストを抑えて高速な外付けストレージを作成できます。パソコンを買い替えたり、ストレージをアップグレードした際に取り外したSSDをそのまま放置していませんか?実は、内蔵SSDを外付け化することで、新品の外付けSSDを購入するよりも費用を抑えつつ、性能の高いストレージを手に入れることが可能です。
外付け化の方法はシンプルで、SSD対応のケースやアダプターを用意するだけで完了します。特にNVMe SSDを活用すれば、高速データ転送が可能になり、ゲームのロード時間短縮や動画編集などにも活躍します。手軽にできる内蔵SSDの外付け化で、余ったSSDを賢く活用しましょう。
- 内蔵SSDを外付け化すると外付けSSDを買うより割安になる
- 外付けSSD vs 内蔵SSD 価格比較表
- 内蔵SSDを外付け化する方法
- お勧め内蔵SSD
- お勧めケース
- 内臓SSDを外付け化するときの注意点
- まとめ
内蔵SSDを外付け化すると外付けSSDを買うより割安になる
内蔵SSDを外付け化すると、市販の外付けSSDを購入するよりもコストを抑えられます。特に、既存の内蔵SSDを再利用すれば、新たにSSDを購入する必要がなく、さらに経済的です。
また、内蔵SSDは通常、外付けSSDよりも単体価格が安いため、別途ケースを購入して外付け化すれば、より安価で高性能なストレージを手に入れられます。例えば、NVMe SSDとUSB 3.2 Gen 2対応のケースを組み合わせれば、高速なデータ転送が可能になります。
SSDを外付け化することで、用途に応じたストレージ選びができるのもメリットです。ゲームや動画編集など、高速なストレージが必要な場面では、性能の高いSSDを選択できるため、利便性が向上します。
外付けSSD vs 内蔵SSD 価格比較表
容量 | 外付けSSD 価格帯 | 内蔵SSD 価格帯 |
---|---|---|
1TB | 約11,000円~17,000円 | 約8,000円~15,000円 |
2TB | 約20,000円~30,000円 | 約15,000円~25,000円 |
4TB | 約45,000円~60,000円 | 約30,000円~50,000円リンク |
ケース代はかかりますが内蔵SSDを外付け化することでこのように費用を抑えることができます!
内蔵SSDを外付け化する方法
内蔵SSDを外付け化することで、手軽にストレージを増設でき、コストを抑えつつ高性能な外付けSSDを作成できます。以下の手順で簡単に行えます。
必要なもの
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内蔵SSD(既存のものまたは新品)
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SSDケースまたはUSBアダプター(SSDの規格に合ったものを選ぶ)
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データ移行ソフトウェア(必要に応じて)
手順
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データのバックアップ
重要なデータがある場合は、事前にバックアップを取ります。データ移行ソフトを使うと便利です。 -
SSDケースの準備
購入したSSDケースに内蔵SSDを取り付けます。ケースにはUSBケーブルが付属していることが多く、SSDのサイズ(2.5インチや3.5インチ)やインターフェース(SATAなど)に合ったものを選びましょう。 -
SSDの取り付け
SSDケースを開き、内蔵SSDをスライドさせて取り付けます。ケースによってはネジ止めが必要です。取り付けが終わったらケースを閉じます。 -
接続とフォーマット
SSDケースをPCに接続し、認識されているか確認します。-
Windowsの場合:「ディスクの管理」を開き、SSDが未割り当てならフォーマット(NTFSまたはexFAT)
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Macの場合:「ディスクユーティリティ」を開き、APFSまたはexFATでフォーマット(Windowsと共用するならexFAT推奨)
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お勧め内蔵SSD
1. KIOXIA 内蔵 SSD 960GB 2.5インチ
KIOXIA(旧東芝メモリ)のSSDは、安定した品質と信頼性の高さが魅力です。SATA接続の2.5インチSSDで、HDDからの換装や外付け化に適しています。最大読み込み速度は約555MB/sで、日常的なデータ保存やゲーム用途にも向いています。
2. Western Digital WD Blue SATA SSD 内蔵 1TB 2.5インチ
Western DigitalのWD Blueシリーズは、耐久性と安定性のバランスが取れたSSDです。SATA接続で、最大560MB/sの読み込み速度を誇ります。高い耐久性を備えており、長期間の使用にも適しています。
3. Crucial P3 Plus 1TB 3D NAND NVMe PCIe 4.0 M.2
より高速なデータ転送を求める場合、NVMe対応のCrucial P3 Plusがおすすめです。PCIe 4.0に対応し、最大5000MB/sの読み込み速度を実現します。USB 3.2 Gen 2×2対応の外付けケースと組み合わせることで、高速なストレージ環境を構築できます。
用途に応じて最適なSSDを選ぶことで、コストを抑えながら高性能な外付けSSDを作成できます。
お勧めケース
内蔵SSDを外付け化するには、適切なSSDケースを選ぶことが重要です。接続方式や対応するSSDの規格を考慮し、自分の用途に合ったケースを選びましょう。
1. BENFEI 2.5インチ SATA to USB ツールフリー外付けハードドライブエンクロージャ
このケースは、2.5インチSATA SSDに対応しており、USB Type-CおよびType-A接続が可能です。UASP(USB Attached SCSI Protocol)対応により、SATA III SSDの性能を最大限に活かした高速データ転送が可能です。ツールフリー設計のため、ドライバー不要でSSDの取り付けが簡単に行えます。
2. ロジテック HDD / SSD ケース 外付け 2.5インチ USB3.2 Gen1(USB3.0)ポータブル
ロジテックのSSDケースは、2.5インチのHDDおよびSSDに対応し、USB3.2 Gen1(USB3.0)による高速転送が可能です。シンプルな設計で、軽量かつコンパクトなため、持ち運びにも便利です。安定した動作を求める方に適しています。
3. BENFEI M.2 NVMe SATA SSD ケース(エンクロージャ)
M.2 SSDを外付け化する場合に適したケースで、NVMeとSATA両方のM.2 SSD(2230/2242/2260/2280サイズ)に対応しています。USB Type-AとType-Cの両方で接続でき、最大10Gbpsの高速データ転送が可能です。ケーブル内蔵型で持ち運びやすいのも特徴です。
用途に合わせたケースを選ぶことで、内蔵SSDを効率的に活用できます。
内臓SSDを外付け化するときの注意点
内蔵SSDを外付け化する際には、適切なケース選びや互換性の確認が重要です。以下の点に注意することで、安定した動作と最適な性能を得ることができます。
1. ケースの対応規格を確認
SSDにはSATAとNVMeの2種類があり、対応するケースが異なります。SATA SSDをNVMe対応のケースに入れることはできませんし、その逆も同様です。事前にSSDの規格を確認し、それに適したケースを選びましょう。
2. データ転送速度を考慮
外付けケースのデータ転送速度は、USBの規格によって変わります。以下の規格を参考に、SSDの性能を最大限に活かせるものを選びましょう。
USB 3.0:最大5Gbps(SATA SSD向け)
USB 3.2 Gen2:最大10Gbps(高速SATA・NVMe SSD向け)
USB 3.2 Gen2x2:最大20Gbps(高速NVMe SSD向け)
USB4 / Thunderbolt 3・4:最大40Gbps(超高速NVMe SSD向け)
特にNVMe SSDを使用する場合、USB 3.2 Gen2x2やThunderbolt 3/4に対応したケースを選ぶと、高速なデータ転送が可能になります。
3. 互換性の確認
使用するPCやOSとの互換性も重要です。特に古いPCや特定のOSでは、外付けSSDが正しく認識されない場合があります。
Windowsの場合:「ディスクの管理」でSSDが認識されているか確認し、必要に応じてフォーマットする
Macの場合:「ディスクユーティリティ」で適切なフォーマット形式(APFSやexFAT)を選択する
適切な準備と確認を行うことで、内蔵SSDを外付け化して快適に活用できます。
まとめ
内蔵SSDを外付け化すれば、既製品の外付けSSDを購入するよりもコストを抑えられます。特に、使わなくなった内蔵SSDが手元にある場合、新たにストレージを購入する必要がなく、手軽に外付けドライブとして再利用できます。
必要なのは、対応するSSDケースやUSBアダプターだけです。適切なケースを選べば、SATAやNVMeのSSDも簡単に外付け化でき、データ保存やバックアップ用途として活躍します。費用を抑えながら、高速なストレージを手に入れたい方におすすめの方法です。